『荒川秘書の恋の憂鬱』荒川七海は総合商社の社長の第一秘書。ボスである社長は仕事はバリバリでイケメン。でも、仕事の事しか考えてなくて部下に恐れられていて人にも自分にも厳しく・・・?
仕事に厳しい社長の第一秘書になったのは6年前。
樹の両親が七海ならぼんくら息子を任せられる!と抜擢して来たからでした。
『荒川秘書の恋の憂鬱』1話のネタバレを紹介します!
『荒川秘書の恋の憂鬱』1話 ネタバレ!
荒川七海(29)は、総合商社八角グループの若き社長・八角樹(30)の
第一秘書をしていました。
ボスである樹は仕事に対して貪欲で時間などにも厳しく、
少しばかりのミスも許されません。
どうして七海がこんな仕事の鬼の樹の秘書になったかというと、
遡る事6年前、まだ七海が入社したての頃の樹は専務をしていて
「可愛い秘書食い」で社内でも有名でした。
それを見かねた当時の社長と理事長(樹の父親と母親)は、
この事態に頭を抱えていました。
「このぼんくら息子!」社長と理事長が悩んでいると、
眼鏡をかけて地味でいかにも真面目そうな七海に目が止まりました。
七海は有名大学を卒業しており、入社試験もトップだったため
2人のお眼鏡にかない、樹の個人秘書に七海をと抜擢しました。
なぜ七海かというと、ハッキリ言って樹好みの逆を言ってる地味さの女の子なので
樹が変な気を起こさないで安心できるからということでした。
樹は美女を侍らせたかったのに、こんな地味な女が秘書になるなんて・・・
とため息を尽き、こんな子に惚れられたら困るんだがと呆れ顔で言って来たので、
七海は笑顔で、
「それ心配しなくて大丈夫です。
私、一生恋愛とかする気ないんで!
そもそも専務みたいなのこっちも願い下げというかー
恋するとか絶対あり得ません!!」
と断然したので、社長と理事長は「たくましい・・・♡」と惚れ込んで、
すぐに樹の秘書に七海をつけたのでした。
こうして、ぼんくら御曹司は年を重ねるごとに
天才的な商才を開花させていき、この6年で八角グループを
業界最大手に急成長し、社長になりました。
ーーー今日は樹の恋人の麻美の誕生日。
七海は秘書として恋人の誕生日を忘れている樹のために
バラの花束と麻美の好きなブランドの未発売のピアスを持たせました。
完璧なアシストをした後、もう帰っていいからと言われたので
七海は一緒に会社で働く親友の花林を誘って飲みに行きました。
普段から第一秘書は社長に随行するので、残業・休日出勤などは
当たり前で自分の時間は皆無です。
なので、樹が恋人の麻美とデートしてる間だけは自由時間になるので、
週に1回2回のこの時間がたまらなく楽しみで仕方ないのです。
樹は麻美と付き合い始めて1年ですが、
今日が恋人の誕生日なことすっかり忘れてたので長続きするかな~と
花林と笑いながら話しました。
いつも樹が歴代付き合って来た女全員呼んだらホイホイくるような
女性ばかりで自分に合わせてくれる都合のいい女でした。
基本的に人間を道具としか思ってないのよ・・・と七海が言うので、
呆れ顔でそれがわが社の社長ってどうなのよ~と花林はツッコみました。
「それはそうと七海 あんたはまだ彼氏とか欲しくないの?」
そう聞かれた七海は、
「欲しくない。彼氏とか作ったところで会う時間も尽くす時間もないし・・・・」
と返しました。そんなことを言うだろうと思った!という顔で、
花林はこう言いました。
「実はさ・・・あたしの従兄弟で独身30歳の漫画家がいるんだけど会ってみない?」
男を紹介すると言って来た花林に七海は「はぁ!?」と驚きました。
その従兄弟はちょっと変わってるけどいい子だし、
主夫希望だから仕事によっては調節できるみたいだから七海に合いそうだと
思ってと花林は言いました。
「社長にこき使われてすり減った心を癒してくれるわよ♡
1回会ってみなよ!」
花林の強い押しに押されてOKを出してしまった七海は、
どう考えても彼氏いない歴=年齢の自分とはうまく行くわけないじゃない!
と会う日が近づくにつれ焦り始めました。
今日も社長は数字を細かく指摘してきて会議に参加した幹部たちを震え上がらせました。
そんな社長に「もうちょっと和やかにできませんかね?」と七海が言うと、
「どういう意味だ?」と睨まれてしまいました。
こわ・・・・七海はひるみそうになりましたが、すぐ怒り散らかしてると
皆委縮してしまって言いたいことも言えなくなって仕事もやりずらく
なると思うんですと意見しました。
すると、樹はこう返しました。
「一生懸命やっていれば割り算を間違えたままプレゼンしない。
手を抜いてるからそういう事が起こる。
どいつもこいつも本気を出していない。
俺が君をクビにしないのは、するべき努力をするからだ。
まだまだ失敗は多いが成長速度は群を抜いている。
この調子で頑張れば近い将来相応のポストを用意するつもりだ。」
そう、この6年間指摘された見た目や知識まであらゆる分野で七海は努力し、
マスターしてきました。樹はいつも怒ってばかりだけどちゃんと評価してくれていたのです・・・
それを聞いた七海は俄然ヤル気になり、出世を目指してまた頑張ることにしました。
ーーーある日、樹に頼まれた買い物の大荷物を持って
七海が急いでいると、人にぶつかってしまい荷物が道に散乱してしまいました。
すると、
「大丈夫?怪我してない?」
と眩しいばかりのイケメンに声を掛けられました。
親切にもそのイケメンは荷物を拾ってくれ、一緒に会社に届けてくれました。
「じゃあ俺はこれで!」
イケメンはそれだけ言うと、爽やかに去って行きました。
あんないい人いるんだ・・・と七海がキュンとしながら社長室に入ると、
時間に遅れたことにキレている樹が怖い顔で座っていました。
【ああ・・・これが現実・・・】
怒られながらも今日の仕事をこなし、今夜の予定はないので
恋人の麻美との予定を入れますか?と聞くと、
樹がイタリアンの予約を頼むと言って来たので、
「承知いたしました」と言って七海は嬉しそうに予約を取りに社長室を出ました。
樹が麻美とデートに行ってくれたので、もれなく今日は花林と飲み会です!
今日はとことん飲むでー♡七海がはしゃいでいると、
花林がこの前話した従兄弟がもうすぐここに着くって!と
いきなり言って来たので、七海は思わず飲んでいたビールを吹き出してしまいました。
七海が申し訳ないけどやっぱり無理と断ろうとしていると・・・
「こんばんわー」
と言って、前に道端で荷物を拾ってくれたイケメンが登場しました。
「あ この間の!俺覚えてますー?」
覚えていてくれていたイケメンに、七海は心を打ち抜かれてしまいました。
「え!?2人知り合いだったの!?七海 これは運命・・・」
花林が七海の方を見ると、七海は耳まで真っ赤に染まっていました。
完全にアドレナリンが大放出している七海は汗までかいていました。
すると、アラアラ♡面白がった花林が、
「じゃあ後は若い者同士楽しく飲んで♡」
と言って帰ってしまったのです・・・!
これは気まずい・・・そう思った七海は、
「申し訳ありません!あ あたしも帰ります。
不愉快な気分にさせて本当に申し訳ありません・・・」
と謝りました。すると、花林の従兄弟の咲也は
「全然不快じゃないよ俺!すごく嬉しいよ!」
と笑い、花林姉さんからお金も貰ったし
せっかくだから美味しもの食べながら話そうと言ってきてくれました。
その後、2人で食事をし終えたので外に出て歩きながら
七海はとても明るく気さくに話してくれる咲也に「本当にどんだけいい人なんだ」と
思いました。七海が緊張して喋れないでいると、
「ねぇ 花林姉さん俺達くっつけたそーだったね。
試しに付き合ってみる?」
と言って来たので、まさかの言葉に七海は
「え?」
と固まりました。
「俺さ、姉さんの事信用してるってゆーか、
あの人そんな無責任に紹介しないと思ってるんだよね・・・
姉さんが勧める人なら、まぁ俺に合う人なのかなって。
ってことでもちろん荒川さんにとっては、
俺は多分おススメな物件なはず!」
そう言われた七海はドキッとしましたが、先に言っておかないとと思い、
仕事が忙しくて中々時間が取れないことと、今まで彼氏ができたことがないことを
素直に伝えました。すると、咲也は全部花林から聞いてるから大丈夫だよと笑い、
とりあえずLINE交換しようと言ってきました。
今まで恋愛に縁がなかった七海は一生恋愛しないと
思っていたのに夢みたい・・・と思いながら喜んでLINE交換しました。
しかし、そんな仲睦まじい2人の様子を偶然通りかかった樹は目撃してしまったのです・・・!
そしてその夜自宅に帰ってベッドに入ってからも
イラついてなぜか眠れなくなってしまったのでした・・・・
『荒川秘書の恋の憂鬱』1話 感想
めちゃくちゃ厳しいボスの元で働く仕事のできる女・七海がカッコいいですね~♡
なんでも把握していて言われる前にできるなんて秘書の鏡だな~。
努力も惜しまないので、厳しい樹にも認められてるし凄いわ!
仕事一筋で生きようとしていた七海の前にイケメン咲也が登場して、
七海の世界が変わっていきそうな予感ですね~。
ん?でも、樹も恋愛なんかしないと言っていた七海のそんな姿を見て
モヤモヤ・・・もしかすると・・・樹は七海の事意識してたりしてたのかな?
*まとめ*
『荒川秘書の恋の憂鬱』1話のネタバレを紹介しました!
七海と咲也が2人仲良さそうにしている姿を目撃してしまった樹。
イラついて寝れない・・・次回の話の続きが気になります!
