青年漫画

大好きな妻だった【ネタバレ1話】お前なんか大っ嫌いだ

『大好きな妻だった』
毎日が楽しく、夫婦円満な生活を過ごしていた夫の高橋昴と妻の千香。

ところがある日、千香にガンが見つかってしまう‥。

余命は半年と宣告され、昴は出来るだけ長く、千香と過ごせるように手を尽くすが‥!?

『大好きな妻だった』1話のネタバレを紹介します!

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『大好きな妻だった』1話 ネタバレ!

「あんたの誕生日?明日?ああ、忘れてたわ。ごめん」

「何も用意してない。まぁ、もう祝うような歳でもないでしょ」

今日は僕の誕生日だが、千香はとぼけた反応をする。

昴はチラッと横目で見ると言葉とは裏腹に頬を赤らめた千香と彼女の足元にはプレゼントが隠してあった。

そうやって、いつも僕を喜ばせようとしてくれる大好きな妻だったが‥その妻にガンが見つかった‥。

余命は半年、僕は手をつもりだった。少しでも長く一緒にいられるように‥。

半年後‥千香はまだ生きている。

今日も妻の見舞いに病院へと向かった。

「‥おはよう、調子はどう?」妻に元気良く話しかけてみるが、「‥ハァ、一言言ってから開けろって言ってんじゃん‥痛いとこばっかだよ」と窓を見ながら妻は話す。

妻に渡す荷物、小遣いを置き、洗濯物を回収する。

「‥じゃあ今日の治療頑張って。俺も仕事頑張るから‥」

妻にそう言うと、「あんたに言われなくても頑張ってるっつーの。どうせ死ぬのに毎日毎日頑張ってんだよ」とこっちに振り向く事無く話続ける。

「そうだね‥ごめん」と言い、妻に話を続けようとするが、帰ってくれと言わんばかりに、無言でテレビの音量を大きくして話を遮ろうとする。

これ以上は話さずに病院を後にし、仕事に向かうようにした。

仕事が終わり、家に帰ると晩御飯はカップラーメンで済ませ、生活費の計算をし始める。

「今月もなんとかなりそうだ」

徐々に減っていく通帳の残高を見ながら一安心する。

(‥小遣いは毎週じゃなくても)

と思うが、ふと妻の闘病生活を思い浮かべる。

(お金くらい自由にさせてやらなくてどうする。僕がもう少し節約すればいい話じゃないか)

心の中で葛藤を繰り返していたが、今日回収した千香の着替えを見て、コインランドリーに行くのを忘れてたのを思い出す。

以前、妻に「同じ服を3日も着ろっての?別にいいんだけどさ」と言われた事もあり、コインランドリーへ向かう事に。

「やだ、見ないでよ!あたしのパンツとか入ってんだから!」

「別にいいだろ?それくらい」

「よくないよ!」

洗濯が終わるまで、妻と笑顔でやり取りをしている頃を思い出していた。

(一番辛いのは僕じゃない。病気で何もかも変わってしまった千香の方だ)

(出来る事なら何だってしてやろう。千香も僕もそう誓ったんだから‥)

洗濯が終わり、家に戻るとスマホに妻から「明日友達来るから芝浦屋のケーキ買ってきて」とのメッセージが来ていた。

リビングのソファーで考え事をしながら横になる。

(もう6か月同じことの繰り返しだ。何をしてもそっけないし、僕を見もしない)

妻の為にと思い頑張ってきたが、精神的にも辛くなり、ある言葉が頭の中に浮かんでくる。

(‥千香はいつ死ぬんだろう)

いつか本当に言ってしまいそうで怖かった‥。

次の日、頼まれていたケーキを買い、妻のいる病院へ向かった。

(‥予定より早く着いたから、やっぱりもう少し時間を潰してから来よう)

妻の病室を目の前にして引き返そうとしたその時、妻と友達の声が聞こえてきた。

「この間会ったけどひどい顔してたよ。あんまりワガママ言っちゃだめだよ。お金とかお世話になってるんでしょ?」

「アッハッハ、ちょっとやりすぎたかな?」

「アハハじゃないよ。」

妻たちの会話を聞いてる内に段々苛立ちを隠せなくなりケーキを持ってる袋を強く握りしめる。

だがその時、「‥だから、あたしがしてあげれる事はもう終わりかなぁ」と妻が突然言い出した。

友達も妻がさっきまで言ってた話と流れが全く違っていた為、驚いてる様子だった。

「余命宣告をされた時決めたの。とことん嫌なヤツになろうって」

「昴には私が死んだあと、あぁせいぜいしたって思って、残りの人生楽しく生きて欲しいんだ」

そう言う妻に、友達は「‥何それわざと?バレるに決まってんじゃん。あんた嘘下手なくせに」と突っ込む。

「‥うん。だからずっと顔見ないで喋ってた。あたし、すぐ顔に出ちゃうから」

「‥もう分かってるんだよ。昴の気持ちがちゃんと離れていってるって。だからこのまま内緒にしといて」

何で今までこの事に気付かなかったんだろう。気が付くと足が勝手に動いていて、妻と友達の前に立っていた。

友達は慌てて帰ってしまい、妻と二人きりになった。

「‥声かけてから入れって言ってるでしょ」

窓を見ながら言う妻に、今の話の事を聞こうとするが、ウザいから早く帰ってと言い、話を遮ろうとする。

「君にそのやり方を変える気がないなら、僕も君と同じようにやるからな。よく聞けよ」

妻はそれでも帰ってと言おうとしたが、今度は妻の言葉を遮って、後ろから抱きつき、ありったけの想いでこう言った。

「お前なんか大っ嫌いだ。一秒でも早く死んでくれ‥頼むから」

妻も涙ぐみながら、抱きしめた腕をギュッと握りしめた。

「早く死にたい‥」

「うん」

「あんたなんか大っ嫌い」

「そっか」

「早くどっか行ってよ」

「うん」

妻が言った言葉とは裏腹にその手を放さずにいた。そして、僕も妻を抱きしめたまま離さなかった‥。

今までで一番上手だった妻の嘘はやっと暴かれた。

その瞬間、僕たちは半年前のように戻り、まるでそれを見計らったタイミングで、神様は彼女を殺した。

「‥様、高橋様!」

‥日は経ち、妻の葬式の打ち合わせに来ていた。

手元には葬儀の書類、お金が入った封筒が何通もあった。

妻が亡くなってから気付いた事だが、妻に毎週渡していた小遣いは使われた形跡も無く、全部まとめて保管されていた。

きっと僕に嫌われる為に、わざとお金をせびっていたのだろう。

あまりにも辛い表情をしていたのか、葬儀屋さんも心配そうに声をかける。

「‥あの、それでご遺影の候補なんですが」

と妻の写真を何枚か出して来た。

葬儀屋さんは女性だからと言い、妻の笑顔の写真を勧めるが、僕はある一枚の写真を選んだ。

それは、嘘が暴かれた後、病室で妻と一緒に撮った写真であった。

二人とも笑顔どころか涙をこらえてる表情ではあるが、今まで撮ったどの写真よりも一番輝いてるように見えた。

『大好きな妻だった』1話 感想

千香の事が好きだから少しでも長く過ごしたい昴と、昴の事が好きだからこそ、自分の事より、早く新しい幸せを見つけて欲しいと思ってる千香。

最初は嚙み合ってなかった気持ちも、最後にはお互い分かり合えて良かったと思ってます。

昴が時々、千香との楽しかった思い出を振り返りながらも頑張って生活している所が心にジワリと来ます。

きっと千香も同じ事を考えてるはずです。

*まとめ*

『大好きな妻だった』1話のネタバレを紹介しました!

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