『グランドール王国再生録 破滅の悪役王女ですが救国エンドをお望みです』
”旅の舞姫”・・・前世が庶民で今世が王女のヴィオレッタにはなじみのない言葉で、その事について調べてみるが情報が何も載っていない。あれからラルスの様子がおかしいのでどういう意味なんだろうと思っていると・・・?
『グランドール王国再生録 破滅の悪役王女ですが救国エンドをお望みです』4話のネタバレを紹介します!
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『グランドール王国再生録 破滅の悪役王女ですが救国エンドをお望みです』4話 ネタバレ!
図書館でずっと旅の舞姫の事について調べているヴィオレッタの元に、先生のスヴェンがやってきました。
そうだ!と思ったヴィオレッタが旅の舞姫の事を聞くと、彼女らは下層階級の達だとスヴェンは説明してきました。
それを知ったヴィオレッタは驚き、その舞姫と貴族の間にもし子供が生まれた場合、その子供はどういった扱いになるのか聞きました。
あくまで一般論だがとスヴェンは前置きをし、すでに貴族家に跡取りがいる場合は存在を無視されることが多く、教会かどこかに預けられる事がほとんどだと聞かされました。
存在を無視されるという事を知ったヴィオレッタは、ラルスもそんな風にして教会へ預けられて騎士にまでなったのだろうか?と色々考えました。
ならばこないだラルスにぶつけられた言葉は酷い事だと今更ながら気付いたヴィオレッタは、自分の事のように落ち込みました。
すると・・・「そう感じられるのではあれば、王となりあなたの手でこの国を変えますか?」とスヴェンが言ってきたのです!
何を言ってるんだと思いながら、もしかしてゲームのように王位を簒奪して無理やり女王になるつもりじゃないのかと疑われてるのでは!?とヴィオレッタは青ざめました。
王になるつもりなんてこれっぽっちもないから、王位継承権はいずれ放棄するつもりだったけどここでハッキリさせようと思ったヴィオレッタは、今の自分は王座を望んでいないし、王位継承権の放棄をいずれ宣言するつもりだと言い切りました。
その言葉を聞いたスヴェンは一瞬驚いた顔をした後、「今の言葉は聞かなかった事にします。」と笑顔で返してきました。
改めて考えるようにとスヴェンは言うと、その場から去って行ってしまいました。
自分が王位を継がなくても何の問題もないのに何を考えてるんだろう?と思いましたが、今やるべきことを優先しようと治療院の場所代やラルスの過去をどうするか考える事にしました。
ーーー翌日、やはりラルスは今日も元気がなく彼目当ての患者さんも今日は近づけないくらい負のオーラが滲み出ていました。
1人になったラルスが指輪をじっと眺めていたので、確かゲームで母親の形見の指輪を持っていたのを思い出したヴィオレッタは、ラルスはその形見をアナリーに渡すか悩んでいるのかな?!と思いました。
でも前世も今世も恋愛にうとい自分の勘は信用ならないので、ここは聞き込み調査をしようとラルスにド直球に「さっき指輪を見てたけど、誰か好きな人にプレゼントするの?」と聞いてしまいました。
ラルスは「は?」という顔をしてきましたが、これは母親の形見だと説明してきました。
やっぱりそうだったんだ・・・と思っていると、ラルスの方から自分の母親と父親について話し始めました。
この指輪はラルスの母親が男爵である父親から一夜あの情けをかけられた際に褒美にもらったものだったのですが、ラルスが生まれてすぐのこ指輪とラルスを男爵家の前に母親は捨てたのでした・・・。
男爵家には既に男兄弟がいたため、暫くしてラルスは教会へ預けられ、それから父親との交流はなく、母親も風邪の噂で旅先で亡くなったと聞かされました。
母親にとっては自分も指輪も捨てられる程度に価値がないものだったし、誰にも受け取られず必要とされなかった自分はこの指輪と同じだとラルスは淋しそうな目をしました。
その話を聞いたヴィオレッタは本当にそうなのだろうか?と思いました。
ゲームの中ではラルスはアナリーにこの指輪を大切な人への想いと決意を込めた贈り物として渡そうとするストーリーがあります。
肌身離さず持ち歩いて大切にしてきた事が分かるので、どうしてこんなに寂しい事を言うのだろうかと思っていると、治療院で働いてくれている女の子がボロボロの姿でやってきて、男の人にこの手紙を渡せと言われたと差し出してきました。
その手紙を見ると、そこには前にアナリーの店に来て薬を転売していた男・エリクが「場所代を支払え」とだけ殴り書きしていました。
悪質ナンパ転売迷惑男に怒りが爆発したヴィオレッタは、元締めのダミアンに会いに向かったのです!
ーーーダミアンという男は、王都の南一帯を取り仕切っていて拠点は港町の倉庫街にあります。
実害まで出た以上、エスカレートする前に話を付けなければとラルスを連れてヴィオレッタは港町に向かいました。
勢いよく話しつけに行く!とここまで来てしまいましたが、段々怖くなってきた・・・とヴィオレッタがため息をつくと、あなたでも怖いものがあるんですか?とラルスに言われてしまいました。
だからこうしてラルスに付き添ってもらってるんじゃない!と返すと、自分の過去を聞いてそう返されるとはずいぶんと買ってもらってるんですねと言い、「俺があなたを騙して裏切るとは思わなかったんですか?」とラルスが言ってきました。
「俺は人に信じてもらえるような人間じゃない。汚らわしく賤しい存在なんですから。」
と寂しそうな顔をするラルスの両頬をヴィオレッタは両手でバチンと叩くと、エリクなんかの言葉を真に受ける事はないし、親の事情のせいでラルスが卑屈になる必要もないと言いました。
「貴方の過去がどうであれ関係ない。私は自分の目で聞いてあなたを信用してるから背中を預けているのよ。それじゃ駄目かしら?」
ヴィオレッタがそう言うと、ラルスはハハッと笑って話していたら悩んでいた自分が馬鹿らしく思えてきたと気が晴れたような顔をしてくれたので、ホッとしました。
すると人の気配がしてラルスが警戒をすると、路地からダミアンが現れ「こんなところに何か用かな?場違いなお嬢ちゃん。」と言って来たのです・・・!
『グランドール王国再生録 破滅の悪役王女ですが救国エンドをお望みです』4話 感想
父親と母親がどんな人間であれ、ラルスには関係ないです!
今が大事だし、一生懸命努力して騎士にまでなったラルスは本当凄いです。
それにとてもいい人だし、エリクみたいに最低な男の言葉なんか気にする必要ない!
ダミアンというめちゃくちゃ悪そうな人出てきたけど、交渉次第でなんとかならないかな?
今「お嬢ちゃん」と舐められてるから、ここはヴィオレッタの腕の見せ所です!
*まとめ*
『グランドール王国再生録 破滅の悪役王女ですが救国エンドをお望みです』4話のネタバレを紹介しました!
王都の南一帯を取り仕切っていて拠点は港町の倉庫街にしているダミアン。
果たしてこの男に話は通じるのか・・・?次回の話の続きが気になります!
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