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事なかれ令嬢のおいしい契約事情【ネタバレ4話】人の気持ちを動かすごはん

『事なかれ令嬢のおいしい契約事情 ~婚約破棄をされたら、王太子殿下とごはん屋をすることになりました!?~』 私は石・・・そう自分に言い聞かせてずっと耐えてきたルティは夜会で婚約破棄を言い渡されます。行き場を失ったルティは美青年に助けられますが、彼が王太子殿下だと気づくと連行されてしまい・・・!?

ルティとクシュトとジェラルドはお店の準備を始めます。ルティは今まで苦労してきたため、街の人と触れあうのが得意なので、周辺の様子を見に外へと出ていくのですが・・・!?

『事なかれ令嬢のおいしい契約事情 ~婚約破棄をされたら、王太子殿下とごはん屋をすることになりました!?~』4話のネタバレを紹介します!

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『事なかれ令嬢のおいしい契約事情 ~婚約破棄をされたら、王太子殿下とごはん屋をすることになりました!?~』4話 ネタバレ!

「頑張ってたんだね、ルティ」

そうクシュトから言われたルティは、思わずため息をつきます。

私はクシュトさんと契約している住み込みのウェイターで、立場は王太子付きの女官ということにしてもらっています。

それを思えば、仕事にも気合が入ります。

それにしても、このお店は立地があまりよくありません。

表通りから一本外れた路地の奥、細い道を進むとそこのお店があります。

初見さんが入れるようなお店ではありません。

どうやってお客さんを呼ぶのがいいのか考えます。

なんと言っても路地の突き当たりの旗竿地で通り抜けもできません。

表通りに立て看板を立てたとしても、知らないお店に行こうとする人はそんなに多くはないと思われます。

その上、表通りと言っても商売をするような場所ではありません。

商売が盛んな中心街や市場でもなければ、観光客が多くいる宿泊施設が立ち並ぶ場所でもありません。

商売をしているお店よりも、住宅街に近いのでした。

そして、騎士団の隣だから見かけるのは騎士ばかりです。

お店は王都の中心地から外れた騎士団の駐屯地の隣にあります。

そこは騎士団の宿舎と訓練場を兼ねていて、王宮に出仕したり王都の警備をしたりする騎士たちが集まっているのでした。

ジェラルドが言うには、お店の周りに警備の騎士がいるようですがルティには全然わかりませんでした。

騎士団の隣で旗竿地だからお店の警備がしやすかったのかもしれません。

クシュトは王太子なので身の安全は最優先です。

それにしても、さっきから珍しそうにルティを見てくる視線を感じます。

この通りは騎士以外には見知った人しかいないのでしょうか・・・?

やはり騎士を相手に商売するしかないようです。

目的が情報収集ならば、大繁盛する必要もありません。

でも、お店が話題にならないと情報も集まりません。

私は私なりに計画を立てた方がいいのかな・・・とルティは考えます。

指示通りに仕事をするのは大事だけれど、事なかれ主義のルティとしては何も考えないのは怖いことでした。

色々と考えた上で、一番めんどくさくない選択を選ぶ・・・そうやって生きてきました。

伯爵令嬢とは名ばかりで、家事は一通りできるし、街の暮らしにも慣れています。

何か良い案はないかと考えていると、通りに3人の騎士たちがたむろしていました。

この騎士たちはもしかして、サボり・・・!?と思いながら見てると、見てないであっち行け!それとも俺たちに気があんのか?と騎士たちにからかわれます。

やはりサボっているようです。

その上、暇そう・・・です。

騎士といっても品行方正な人ばかりではありません。

不良騎士もいます。

でも、もしお客さんを騎士に絞るなら、この騎士たちに話を聞くのが一番です。

表通りまですぐだし、隣は駐屯地。

ここで問題を起こす騎士は滅多にいないと思われます。

あの、暇なら手伝って欲しいのですが・・・話を聞かせてください!とルティが言います。

私の特技その一、物怖じしない!

この奥でご飯が食べられる店を新しく作ろうと思ってるんですが、どんな店なら来たくなりますか?とルティが質問します。

すると、はぁ?そんなの知らねよ姉ちゃんが相手してくれる店なら行ってもいいけどなと言って騎士たちは大笑いします。

この騎士たちは取り合ってくれそうにありません。

違う騎士に話を聞こうときびすを返すと、クシュトとぶつかりそうになりました。

大丈夫?ルティと言ってクシュトは心配します。

はい、私から声をかけたので・・・どんなお店ならご飯を食べに来てくれるか聞きたかったんですけど・・・とルティが言います。

うまくいきませんでした。

これから料理を作ってみようと思っているクシュトは、ルティを呼びに来たのでした。

ルティはクシュトが作る料理が楽しみです。

すると、

おいおい、こんな軟弱なやつが料理を作るのかよ?と騎士が言います。

クシュトは自国の王太子で、自分たちの仕える主なのに、『軟弱なやつ』と言ってしまいました。

もしジェラルドがいたらただでは済みません。

こんなヤツがうまい料理作れるわけないだろ?

どうせまずい料理の店になるだろう。仲間にも言っとこうぜ。

と他の騎士たちも言います。

黙っていれば言いたい放題です。

クシュトさんに失礼です。

しかしクシュトさんは言い返しません。

クシュトさんが気にしないなら、放っておけばいい。

このまま流してお店に帰ればクシュトさんの美味しい料理が食べられます。

でも、ルティは我慢できませんでした。

クシュトさんの料理はすごく美味しいです。食べずに想像だけで決めつけるなんて、人生を損してますとルティが言います。

あ?何が言いてぇんだ?と騎士が言います。

すると、クシュトはスッとルティの前に身を出すと、僕の料理がすごく美味しいってことだよと言います。

なんだよ、軟弱野郎がすごい自信だなと騎士が言います。

時間があるなら食べてみるのはどうかな?もちろんお代はいらない。試作だから遠慮のない意見を歓迎するよと言って、クシュトは余裕の笑みを浮かべます。

すると、俺たちは世辞は言わねぇ。

姉ちゃんが言い出したんだから、何言われても泣くんじゃねぇぞと言って、騎士たちは殿下の提案にのり、店までついて来ることになりました。

クシュトはさっきの会話を聞いていたようで、ルティが騎士たちの意見を取り入れようとしていることに気づいていました。

騎士たちは辺りをキョロキョロしながらついてきます。

クシュトさんはすごいです。

ただ優しいだけではなく、人を動かす力があります。

こんなとこに店作っても誰も来ねぇよ。

せめて表に見えるところに作れよ。

騎士たちは文句を言いながら店へと入ります。

すると、

思ったよりちゃんとした店で、綺麗に整えられた内装や家具に感嘆が洩れます。

騎士たちには座って待っていてもらうことにします。

するとルティはジェラルドに呼び出されます。

おい、どういうことだ?

どうやら怒っているようです。

騎士たちに感想をもらおうということになりまして・・・とルティが答えると、タイミングよくクシュトが助け舟を出してくれました。

ジェラルド、僕が呼んだんだ。

そしていよいよ準備が始まります。

ジェラルドはグラスに水を入れる係りで、ルティは食事を運ぶ係りです。

ルティは食事を運ぶのが得意でした。

私の特技その二、大皿3枚を一度に運ぶ!

実際に大皿を腕に乗せて3枚同時に持って見せます。

するとクシュトがどうして持てるようになったんだい?と訊きます。

ルティの家はお金が無く、食事は料理人が作るのですが、できた料理を運ぶのはルティの仕事でした。

ルティの両親は伯爵家当主とその妻として暮らしていたので、給仕されないと食事を摂ることができなかったのです。

ルティが幼い頃はまだ給仕係がいたのですが、ルティができるようになった頃から、ルティの仕事となっていたのでした。

すると、クシュトは今日のお客さまは4人ということになるねと言います。

手伝う予定だったルティですが、ルティもお客さまにカウントされました。

あちらに座ってもらおうかなとクシュトが言います。

ルティが戸惑っていると、ジェラルドがいいからお前はあっちだと言って、ルティの手を引きます。

・・・お前苦労してたんだなとジェラルドが言いました。

ルティはソワソワしながら座って待ちます。

自分のために誰かが料理を作ってくれるというのが、記憶の中ではほとんどありません。

なんだか緊張してしまいます。

すると何かが焼けるいい匂いがしてきました。

少し甘い匂いもしてきます。

ルティ、お待たせと言ってクシュト自ら料理を運んでくれます。

『リュミ豚のローストとハニーマスタードソース』です。

騎士たちもうまそうだ!と言ってテンションが上がります。

こんがりとした焼き目に香ばしい匂い、厚めに切られた豚肉、かけられたソースはキラリと光り、マスタードの粒が見えます。

うまい!

なんだこれ、すげぇうまい!

ロースなのにしっかりと噛みごたえがあって、尚且つ柔らかい。

ソースは甘じょっぱく仕上げてあります。

ルティもいただいてみます。

・・・っおいしい

豚肉ってこんなに美味しいとは知りませんでした。

よかった、ルティに喜んでもらえてとクシュトが言います。

豚肉の甘みにピリッとした甘辛ソースがよく馴染んでいます。

馬車で食べたナッツのキャラメリゼみたいに美味しい。

クシュトさんの料理は今まで知らなかった美味しさを感じることができます。

なぁ、軟弱野郎とか言って悪かったな。すげー美味かったよ

また食いたい!

これなら他の奴らも絶対来るぞ

と騎士たちが言います。

但し、騎士たちは交代任務で時間がないので、味が美味しくてもめんどくさい店には行きたがらないと言います。

すると、クシュトはその話、詳しく教えてくれないかな?と言いました。

食べる前まではあんなに険悪だったのに、今ではすっかり骨抜きのようです。

美味しいごはんは人の気持ちも動かします。

クシュトさんの作る料理はやっぱりすごい!!

今回もクシュトに料理に魅了されたルティですが・・・!?

『事なかれ令嬢のおいしい契約事情 ~婚約破棄をされたら、王太子殿下とごはん屋をすることになりました!?~』4話 感想

クシュトがルティを大事に思っているのが分かる回でした。特に、騎士たちに絡まれそうになった時、一国の王太子殿下であるにも関わらず、すぐさまルティを守るようにサッと身を動かしたシーンには、乙女心をくすぐられました。

*まとめ*

『事なかれ令嬢のおいしい契約事情 ~婚約破棄をされたら、王太子殿下とごはん屋をすることになりました!?~』4話のネタバレを紹介しました!

騎士たちから有力な情報を聞き出せたルティとクシュトですが、次回はいよいよ開店となるのでしょうか!?もっとルティとクシュトの絡みがみたいです!!

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