『まがいもの令嬢から愛され薬師になりました』
公子から婚約を打診された伯爵令嬢のマリアは、決めた――ー死んだふりをして、修道院へ逃げよう…と。なぜならマリアは伯爵とは何の血の繋がりもない、まがいものの令嬢だからだ。
そうして修道院へと向かう道中、マリアはガラスの森の側で巨大ハムスター(幻獣)の群れに連れ去られてしまう。どうすることもできずに死を覚悟したその時、ある人物に助けられーー!!?
伯爵家令嬢として育ったマリアにアルテアン公国の第5公子から婚約の打診がきた。
本来なら、なんの問題もない縁談だが…
『まがいもの令嬢から愛され薬師になりました』2話のネタバレを紹介します!
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『まがいもの令嬢から愛され薬師になりました』2話 ネタバレ!
青年の、家賃はただにする発言にマリアは訝しんだ。
しかし、青年に、
「君は薬師なんだろう?」
と言われてああなるほど、と納得した。
そう、薬師は大変貴重な存在なのだ。
ここの最寄りである街にも1人しか薬師がいないらしい。
青年は、マリアに許可証を発行するための3ヶ月間、薬師として滞在して貰いたいようだ。また、その家は元々薬師が使っていた家であり、道具が一式揃っていると青年は言った。
即決である。
完全に薬師の道具に釣られたと言っても過言ではない。
マリアはその家まで案内してくれるという青年を追う。
そして疑問に思った。
青年が、何故こんなところに1人でいたのかを。
やっとガラスの森へ出た時には、マリアはへとへとになっていた。
そして気づく、マリアは自身が名乗りそびれていた事に。 マリアは青年に名乗ると、青年の名前を聞こうとしたのだがーー。
「あああっ!ここにいた!お探ししましたぞ、レイヴァルト殿下!!」
青年の騎士だと思われる男性がそう言った。
マリアはもう冷や汗がダラダラである。
そう、思い出した。
セーデルフェルト王国のレイヴァルト王子。
なぜか幻獣を退ける王子がガラスの森のある辺境伯を治めることになったと。
マリアはすぐに今までの無礼を謝った。
しかし、レイヴァルトは自身がわざと教えなかったから気にしないでとそう言った。
すると、やはりというか、レイヴァルトの騎士、イグナーツがマリアのことを訝しんだ。 その事について、レイヴァルトが、マリアがハムスターに攫われてガラスの森に迷いこんできたため保護したこと。
また通行証がないため最寄りの街、キーレンツから証書を発行するため『あの家』に住んでもらうということを、イグナーツに説明した。
イグナーツは納得し、もう1人のレイヴァルトの騎士、ラエルも合流して、3人がその家までマリアを案内してくれることになった。
その家は、街の外れにあった。 街からもそこまで遠くなく、以外としっかりした家であった。
マリアは、先住者はどうされたのかをラエルに聞くと、なんでも年老いて子供と同居する為に家を出たのだという。
また、元々ここは薬師を各町に配置するために作られた家で、今は薬師が街中にいるから使われていないのだとも教えられた。
家の中は本当に薬師の道具が一式揃っているのは勿論、お洒落な部屋が数部屋あり、2階は私室があるらしかった。
正直とても素晴らしく理想的な家であった。
本当にこの部屋を使っていいのかとマリアが尋ねると、レイヴァルトがもちろんと言ってくれた。
マリアは喜んで思わず小躍りしていると、ラエルがサッと避けてしまった。
マリアはそんなラエルの態度から人が嫌いなのかと思わず聞いてしまう。
ラエルは、人が側に居るのが苦手らしく、潔癖だと言われることもあるのだと答えてくれた。
「君なら…大丈夫かもしれないですね。確かめさせてください。」
ラエルはそう言うとマリアの髪を掬ったり、匂いをスンスンと嗅いだりし始めた。
マリアは、流石に恥ずかしくなり拒否すると、
ラエルから、やはり君は『大丈夫』な人だと言われる。
「それは一体どういう基準で…。」
「匂いですよ。」
「匂い!?」
マリアは、自分はそんなに匂うのかと考えていると、レイヴァルト達が掃除をしていた。
マリアは慌ててレイヴァルトを止めるが、レイヴァルトの「気持ちよく住んでほしいから」発言でこうしてはいられないと、レイヴァルト達にだけ掃除などさせられないとマリアも急いで掃除に参加することにした。
ひと段落掃除が終わるとマリアは、
レイヴァルトにまで掃除を手伝って貰って申し訳ない…と謝罪した。
しかしレイヴァルトはこの家には休憩にも使っていたから慣れていると言った。
レイヴァルトが幼い頃はレイヴァルトの父親が敷地内に家を建てていたそうだった。
薬を作るのが趣味で、召使いたちもあまり入れなかったから、自分で掃除をしていたそうだった。そしてレイヴァルトもそれを手伝っていたと。
「人は死んだら魂は生まれた場所へと行けるというけど…、こんな風にいつまでも誰かの側に置いて貰えるのも、いいかもしれないね。」
その後、殿下達はまた明日様子を見に来ると行って去っていった。
これから忙しくなりそうだと思い部屋の扉を開けるとそこには…。
『チチチ…』
「ハム…ハムハム…」
ハムスターーー!!!??
『まがいもの令嬢から愛され薬師になりました』2話 感想
最後のハムスターの存在感…!!(笑笑)
思わず笑ってしまいました(笑笑)
そして、ついに青年の正体が明らかになりましたね…!
まさか隣国の王子様だったとは!! 驚きですね~!!
しかし、意味深な発言とか幻獣から退けられる理由の謎とか。
まだまだ分からないことだらけです!!
そしてマリアちゃんは今回も匂いを嗅がれまくっています。
なにかいい匂いでもするのでしょうか…?
さて、最後にハムスターが家の中にいた訳ですが、どうなるのでしょうか!?
また拉致られちゃうのかな(笑笑)
第3話も楽しみですー!٩(。•ω•。)و
*まとめ*
『まがいもの令嬢から愛され薬師になりました』2話のネタバレを紹介しました!
どうしてハムスターの幻獣が家の中にーー!!?
マリアはどうなっちゃうのでしょう!!?
第3話も楽しみです!!!
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