『まがいもの令嬢から愛され薬師になりました』
公子から婚約を打診された伯爵令嬢のマリアは、決めた――ー死んだふりをして、修道院へ逃げよう…と。なぜならマリアは伯爵とは何の血の繋がりもない、まがいものの令嬢だからだ。
そうして修道院へと向かう道中、マリアはガラスの森の側で巨大ハムスター(幻獣)の群れに連れ去られてしまう。どうすることもできずに死を覚悟したその時、ある人物に助けられーー!!?
家賃はただ!道具が一式揃っている!!
即決である。
そして森に1人でいたこの青年の正体は・・・
セーデルフェルト王国のレイヴァルト王子!!!?
『まがいもの令嬢から愛され薬師になりました』3話のネタバレを紹介します!
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『まがいもの令嬢から愛され薬師になりました』3話 ネタバレ!
「ハムハムハム…」
なんで幻獣がここに…!とマリアが怯えていると、ふいに一匹のハムスターが晩御飯を作っていた鍋を指さした。
なにやら晩御飯を食べたいそうである。
その後、結局ハムスターと一緒に晩御飯を食べたマリアであった。
一匹は森に帰ったようだが、もう一匹は帰る気がないのか寛いでいる。
とりあえず、ガラスの森に連れて行かれないようなので安心し、疲れた体を休めることにした。
今日、一生分のドタバタを味わった気分であるマリアだった。
けれど、
「ちゃんと堂々とできるんだ。薬師。」
マリアは嬉しさに頬を緩めた。
一方、殿下達は…。
「殿下、やはり彼女が捜していたという例の…」
何故だかレイヴァルト達は、マリアを捜していたようであった。
だがそれとともに、今はマリアにはその事を話せない事情もあるらしい。
会話は進んでいく。
ラエルはこの件で、自由に動きたいからしばらく決まった仕事から離れるという。
レイヴァルトはラエルの愛情表現は極端であるため彼女ーーおそらくマリアを困らせないようにと忠告する。
「この時のために愛情表現をどれだけ用意したと思ってるんです。」
ラエルは笑顔でそう言った。
また、レイヴァルトが変わりに愛情表現をすればすむ話だとも。
ラエルはレイヴァルトに話しを続ける。
「ともかく、あなたもあの森に関わる方だ。私と同じ気持ちでしょう?」
レイヴァルトは思う。
そう、それは本能としての愛情。
ガラスの森に縁あるもの達はきっとマリアを好きになる。
…レイヴァルトもその香りに思わずすりついてしまったように。
しかし、レイヴァルトはふと思う。
でもあれは、ラエルと同じ感情なのか?と…。
「おはよう、薬師殿!!」
朝起きると、玄関前で水汲みをしているイグナーツがいた。
マリアが驚いて、どうしたのかとイグナーツに聞くと、曰く女性の一人暮らしは大変だろうと思い、井戸の水を汲み上げてくれたらしい。
しかし、流石にそれだけでこんなところにまで来たのかと尋ねると、どうやら最近不審な輩の目撃情報があったとのことで、ガラスの森からここら辺一帯を巡回しているところらしい。
(聞いてないんですけど…!)
そうしてイグナーツは去っていった。
イグナーツを見送ったマリアが部屋に戻ると、ハムスターが机をガシガシ齧っていた。 そんなハムスターにベリーを貰って和んでいると、視線を感じて窓の方を振り向く。
すると、怪しい人物が窓に張り付いて家の中の様子をじぃっとうかがっていた。
そしてその後、その人物は踵を返してどこかに行ってしまった。
(まさか物取り…!!?)
だったらまた戻ってくる可能性が高い。 襲われる前に顔だけでも覚えて通報しようとマリアは護身用の武器…火かき棒と催涙剤、そしてボディガード(但しハムスター)を連れてその人物を追った。
その人物はガラスの森の外縁部にあるガラスの木の前に立っていた。
マリアは、その人物の様子を草むらの中からうかがっていた。
すると、ハムスターが護身用の火かき棒に激臭気付け薬を塗った物を欲しがった。
匂いが好きなのだろうか。
ハムスターと火かき棒を巡っての攻防をしていると、流石に騒ぎすぎたのかその怪しい人物に気づかれてしまう。
その途端、焦ってマリアの手から火かき棒がすっぽ抜けてしまう。
案の定火かき棒はその人物目掛けて飛んでいった。
それを飛んで追いかけたハムスター。
ずしーん!!!
…ハムスターはその人物を下敷きに、火かき棒をペロペロ舐めている。
マリアは慌ててハムスターの下敷きになったその怪しい人物に駆け寄り、安否を問う。
すると、その人物はむくっと起き上がってこう言った。
「あなた…、僕のあとをついてきたんでしょう!?」
「え?はい…。」
だって怪しかったから!!
そして、その人物は続けて言った。
「僕はあなたがあの家に相応しいとは、まだ認めてませんから!!」
マリアは困惑した。認める?どういうこと?
マリアは、どういう意味かをその人物に聞こうとした。
しかし、その人物は後ろからした物音にビクリとし、走って去って行ってしまった。
(ふ…不審な輩ーーーー!!!!!)
マリアがそう思っている中、ハムスターがビンもくれくれと主張していた……。
『まがいもの令嬢から愛され薬師になりました』3話 感想
第3話です!!
今回もハムスターの存在感が半端なかった(笑笑)
最後のくれくれ攻撃…かわいい(笑笑)
さて、レイヴァルト達が何の話をしているのかさっぱり分かりませんね…(汗)
なぜなのか、マリアは幻獣達やレイヴァルト達…ガラスの森に縁がある者達に好かれるようですね…。
マリアの生い立ちに何かあるのかな?
レイヴァルト達がガラスの森に縁がある…というのも気になりますね…。
そして、正体不明の怪しい人物…。
第4話はどうなるのでしょう??
楽しみです〜〜(* ‘ᵕ’ )
*まとめ*
『まがいもの令嬢から愛され薬師になりました』3話のネタバレを紹介しました!
正体不明の怪しい人物から「あの家に相応しくない!!」と言われて戸惑うマリア。
またレイヴァルト達がマリアを捜していた理由とは?
またまた謎が増えてきました。
第4話も楽しみですね!!!
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