『蜜愛婚~極上御曹司とのお見合い事情~』 は、家業を救うためのお見合いに現れたのは勤務先の天敵上司!!?強引に話を進められ、まさかの婚前同居がスタート…自分から断るわけにはいかない乃梨子は、蓮司に嫌われる作戦を企てるのだが!?
『蜜愛婚~極上御曹司とのお見合い事情~』1話のネタバレを紹介します!
『蜜愛婚~極上御曹司とのお見合い事情~』1話 ネタバレ!
実家が白川花壇という造園業を営んでいる白川乃梨子は、
これからお見合いに臨もうとしています。
乃梨子の勤務先は白川花壇と取引のある橘ホテルで、
乃梨子はそのホテルの御曹司である橘恭平とお見合いをすると聞かされていました。
憧れの上司でもあり乃梨子が密かに想いを寄せている恭平とお見合いということで、
乃梨子はドキドキしながら振袖姿で恭平を待つことに。
乃梨子がお見合いの待ち合わせでホテルのラウンジにいると…
橘ホテルの事業統括部長である鷹取蓮司が現れます。
乃梨子が苦手とする嫌味っぽい彼こそが、乃梨子のお見合い相手だったのです。
乃梨子は橘ホテルの面接を受けた日のことを思い出します。
面接官は蓮司で、蓮司は乃梨子が業績の振るわない白川花壇の娘だということを知ったうえで
乃梨子にどんな思惑で橘ホテルの面接を受けに来たのかを聞いて来ます。
橘ホテルにたかってくるところから守らなくてはいけないので、とも付け加えられると…
乃梨子は蓮司のあまりの失礼な言動に怒りを感じるのです。
乃梨子は怒りを抑えながらも、
そう思われたのなら黙って落とせば良いのでは?失礼します
と丁重にその場を去るのです。
怒りを感じながらも、自分の方にも邪な動機があったことも否めない乃梨子は
これから白川花壇と橘ホテルとの取引も切られてしまったらどうしよう…と落ち込みながら帰宅します。
しかし、乃梨子の方から面接を退いた形になりながらも乃梨子は無事最終面接まで通過して橘ホテルに入社するのです。
入社してからもところどころで嫌味を言ってくる蓮司。
お見合いの席でも、目的は何なのかと聞いてくるのです。
そんな彼がお見合い相手だとは思いもしなかった乃梨子は…
お互い形だけは会ったことになるのだから義務を果たしたということで、このお話は無かったことにしようと提案します。
すると、蓮司はどうするかな…と断らない様子。
そして彼は乃梨子の顔色が悪いことに気づいて少し席を外します。
水分を取りすぎて苦しくなり、早く着物を脱ぎたいと思っている乃梨子。
戻ってきた蓮司はお会計を済ませたから、と言い更にホテルの部屋を取ってきたと言います。
何が何だかわからない乃梨子。
蓮司は乃梨子に自分で着付けはできるか?と聞きます。
そして、二人は部屋に入ります。
自分は着物を脱がせることはできるが着付けはできない、
と言いながら蓮司は乃梨子の帯をゆるめはじめて…。
『蜜愛婚~極上御曹司とのお見合い事情~』1話 感想
お見合いから始まるお話で、しかも主人公が想いを寄せている御曹司ということでドキドキしながら読んでいました。
しかし…お見合い相手が聞かされてた相手と違っていて更に自分が苦手な人だった!って…。
乃梨子にとっては衝撃的な事実だったでしょうね。
数年前に自分の実家のために取引先の面接を受けに行って、面接官から
自分の親がたかっているのでは?
とまで言われたら「誰がこんなところで働くか!?」と悔しくなる気持ちもすごくわかりました。
でも、自分の行いのせいで実家が仕事を貰えなくなるかもという不安まで抱えて…
当時の乃梨子は辛かったと思います。
入社してからもグラスを運んでいる乃梨子にヒソヒソ声で「こけるなよー」とか言ってくる蓮司。
そんな彼がお見合い相手で…
乃梨子の着物の着付け方がきつかったこともあるのでしょうが、顔色が悪くなるのもわかります…。
好きな人がお見合い相手だと思い込んで臨んだお見合いがまさかの嫌味な面接官だったなんて、打ち消したくなりますよね。
でも…蓮司の方はちょっと事情が違うようですね。
結局、あの面接で乃梨子を落とさなかったし入社後も何かと乃梨子に声をかけたりして…
更にはお見合いもちょっと楽しそうでしたし、乃梨子の顔色が悪いことにもすぐに気が付きました。
もしかしたら蓮司の方は乃梨子に想いを寄せているのかもしれませんね。
最後のシーンで部屋に連れて行き乃梨子の着物の帯をゆるめ始めるところですが…
蓮司は乃梨子が着物の着付けが苦しくて辛そうだからとしていた行動でも、乃梨子側はそれどころじゃないですよね!
これから何が起こるの?と読者の私もドキドキしながら次のお話が待ちきれません。
数年前の面接で、蓮司が乃梨子に志望動機を聞く際に橘ホテルにたかってくるところから守らなくてはならないと話します。
まるで、乃梨子の実家がたかっているかのような言われ方をしたにも関わらず、乃梨子が冷静にかつ自分の思いもしっかりと蓮司に伝え、
そういうことなら、何も言わずにただ落とせばいいだけなのではないでしょうかと、
顔色を変えずに最後にきちんと挨拶とお辞儀をして去ったシーンです。
ここまで蔑まれたら、普通はブチ切れて文句を言い放って帰りそうですよね。
そうではなくて、きちんと自分の思いも伝えながらも礼儀正しさを忘れない品性を感じました。
乃梨子がとても素敵な女性だとわかるシーンで印象に残っています。
*まとめ*
『蜜愛婚~極上御曹司とのお見合い事情~』1話のネタバレを紹介しました!
ホテルの一室で、蓮司から着物の帯をゆるめられて思考が追いつかない乃梨子…。
あの雰囲気だといつもの嫌味っぽい蓮司と違って、優しくゆっくり休むように言ってくれそうな気がします。
でも乃梨子はドキドキが止まらなそうですね。
思いがけない優しさに乃梨子の方も蓮司への見方が変わっていきそうな気がします。
