ファンタジー

お飾り王妃になったので、こっそり働きに出ることにしました【ネタバレ1話】政略結婚と隠し通路

『お飾り王妃になったので、こっそり働きに出ることにしました ~うさぎがいるので独り寝も寂しくありません!~』 ルベイラ国にお飾り王妃として嫁いで来たロイスリーネは、昼間は街で給仕係として働き、夜はウサギと共寝をして過ごしていました。ある日、目を覚ますと目の前にジークハルト陛下が現れます。しかしどうしても夢としか思えず・・・!?

ロウワン王国から嫁いで来たロイスリーネは、ルベイラ国の王妃となりましたが、

離宮に軟禁されてしまいます。しかしウサギのおかげで秘密の通路を見つけて・・・!?

『お飾り王妃になったので、こっそり働きに出ることにしました ~うさぎがいるので独り寝も寂しくありません!~』1話のネタバレを紹介します!

『お飾り王妃になったので、こっそり働きに出ることにしました』
今すぐ無料で試し読み!!
スポンサーリンク

『お飾り王妃になったので、こっそり働きに出ることにしました ~うさぎがいるので独り寝も寂しくありません!~』1話 ネタバレ!

ルベイラ王国、

東の城壁付近の下町にある緑葉亭では、

働き者のリーネが給仕係をしています。

お待たせしました!絶対美味しい煮付け定食です!

ごゆっくりどうぞ!

と言ってリーネは微笑みます。

2ヶ月ほど前から働き始め、

最初の頃は、

田舎娘とからかわれたりしましたが、

今では立派なウエイトレスです。

今日は女将さんから、

まかない食べてあがっとくれ

と言われました。

リーネにとってまかないを食べることが、

至福のひとときです。

料理人のキーツさんの腕は最高です。

何より温かいのがよかったりします。

お店にやって来た客の話し声が聴こて来ました。

国王陛下が少し前に、

外国から王妃を迎えた話をしています。

ロウワンとかいう小国の王女様が

嫁いでこられたんだよな

その王妃様なんだけどよ、

公務以外は全く顔出さないひきこもりらしいぜ。

”引きこも”りですって!?

とんでもない!

王妃は離宮に軟禁されているのよ!

大層な警備をしかれ、

公務以外では身の安全を理由に

外に出してもらえません。

どうして給仕係がそんなことを

知っているのかと言うと、

理由は簡単です。

私がロイスリーネ王妃だからです。

今から半年前、

私はロウワン国から嫁いできました。

小国の第二王女宛に、

突然舞い込んだこの縁談に

ロウワン王宮内は大騒ぎになりました。

なんせ相手は強国ルベイラです。

ジークハルト陛下が望んでおられるのは、

間違いなく、

ロイスリーネ殿下です

と使者が言いますが、

ロウワンにとって利点ばかりのこの話に

何か裏があるのでは?と

疑わずにはいられませんでした。

ロウワン国は平和ですが、

周辺には情勢の不安定な国もあります。

それらの国々を牽制するには、

もってこいのお話です。

”いいわ!こちらも利用してやる!”

くらいの気持ちで承諾することを決めました。

私の嫁ぐ相手はルベイラ国王、

ジークハルト陛下です。

自分にも他人にも厳しい方だけれど、

国民に慕われているよき王だと言われています。

しかし、

彼には公にできない秘密がありました。

輿入れの道中でした。

ロイスリーネはルベイラの兵士たちが

話をしているの偶然耳にします。

陛下はミレイ様をどうするおつもりなんだろうな?

そのままガーネット宮に囲うんだろうよ

あんなに大事にされてるんだ。

手放すはずないさ。

今だってミレイ様のところへ通ってるんだから

ロイスリーネはようやく納得がいきました。

やはりこれはただの政略結婚でした。

なんの特にもならない小国の王女を

理由もなしに王妃にするはずがありません。

陛下には愛する恋人がいます・・・

しかも元平民の・・・

彼女の名はミレイといいます。

陛下とミレイ様はお忍びで訪れた王都で出会い、

恋に落ちました。

陛下はミレイ様を貴族の養子にし、

王妃として迎えようとしましたが、

王族や重臣たちに猛反対されて、

断念せざるを得なかったようです。

王族は血統を重んじます。

そこでロイスリーネに白羽の矢が立ったのでした。

ルベイラ国に到着すると、

ジークハルト陛下に出迎えられて、

ロイスリーネは歓迎されます。

何も知らなければ、

私はこの方に恋をしていたかもしれない

とロイスリーネは残念に思うのでした。

弱小国とはいえ王女なのだから、

血統に問題はないし、

ルベイラ国内で権力を握れるほどの

国力もありません。

ロイスリーネの立場上、

愛人がいたとしても文句は言えません。

”ええ!いいですとも!

いっそのこと二人の盾になってやろうじゃない!”

笑顔の裏でロイスリーネはそう決意したのでした。

ジークハルト陛下から話があるんだと言われた

ロイスリーネはすぐに察します。

いいえ陛下、お気になさらず。

ミレイ様のことでしたら存じておりますので。

お二人のことは全力で応援致しますわ。

安心してミレイ様と幸せになって下さいませ。

こうして、ロイスリーネは、

お飾りの王妃になったのでした。

緑葉亭での仕事を終えたリーネは、

キョロキョロと辺りを見回すと、

こっそりと隠し通路へ向かいます。

そしてルベイラ王宮へと戻るのでした。

お帰りなさいませ、リーネ様

そう言って出迎えてくれるのは、

ロウワンから連れてきた侍女のエマです。

本日の王妃様は何も問題なく、

誰にも邪魔されず読書を楽しんでおられました。

と言ってエマが報告します。

すると、ロイスリーネ王妃そのものが、

ソファーに座り読書をしていました。

帰ってきたロイスリーネが

読書をしているロイスリーネに触れると、

ポンっと人形に戻るのでした。

ロイスリーネはお下げ髪を解き、

メガネを外すと、

人形のジェシーを抱き上げます。

ロイスリーネはエマの魔法に感心します。

もっと力の強い魔法使いであれば、

ジェシー人形を動かしたり、

受け答えさせたりできるのですが、

自己流のエマの魔法は、

ジェシー人形をロイスリーネに

変身させることしかできません。

ロイスリーネは魔法を使えませんが、

エマの魔法のおかげで、

安心して緑葉亭へ行くことができるのでした。

ロイスリーネには給仕の経験がありました。

普通は王女様が給仕をするなどあり得ません。

しかしロウワン国は変わっていました。

ロイスリーネのお母様は、

祝福(ギフト)持ちの魔女です。

街の食堂の給仕係をしていたのですが、

王妃として国が受け入れたのでした。

ロウワンには一つだけ特出した点があります。

それは、

「魔法使い」「魔女」「祝福(ギフト)持ち」

が多く輩出されることです。

侍女のエマも魔法が使えます。

中でも特に稀有な能力を持っているのが

「祝福(ギフト)」です。

本来、魔法を使いこなすには修行が必要ですが、

神から愛された「祝福(ギフト)」たちは、

生まれた時から自由に使いこなすことができるのでした。

魔法使いはどの国でも重宝されます。

そのため、

ロウワンは多国と友好関係を結ぶことができて、

小国ながらも豊かでいられるのでした。

「解呪」の祝福(ギフト)を持って生まれたお母様は、

お父様に見初められ、王妃になった後も、

お忍びで昔の職場を訪れては、

呪いに苦しむ人々を助けていました。

ロイスリーネはお母様のお忍びに、

ついて行った時に給仕を教わったのでした。

宰相様がくださった最高級の茶葉で淹れた

お茶をロイスリーネはいただきます。

いい香りで落ち着きます。

この軟禁生活が始まって数ヶ月、

偶然王宮の外に出られる通路を見つけなければ、

きっと今頃ヒステリーを起こしていました。

いつもありがとうエマ、

エマがいてくれるから私は自由に動けるの。

とロイスリーネが感謝を伝えると、

萎れた姿などリーネ様には似合いません

と言って、

エマはロイスリーネが自由に動けるように

積極的に協力するのでした。

この後の公務の予定はありません。

引きこもり王妃らしく、

ロイスリーネは本でも読むことにするのでした。

夜になり就寝の時間になりました。

おやすみなさいませ、王妃様

と言って、

女官長と数名の侍女たちが挨拶にやって来ました。

今夜も陛下はいらっしゃいません。

分かりきっていることですが、

毎晩女官長と皆さんが伝言に来ることを

煩わしく思うのでした。

結婚式の夜ですら来なかったので、

きっとこれからも来ることはないだろうと

ロイスリーネは思っていました。

それでも寂しくはありません。

なぜなら、

一緒に共寝をしてくれる相手がいます。

今夜も来てくれるかしら?

とロイスリーネは胸をはずませます。

カタッとドアが開くと、

タッタッと足音が聞こえてきます。

すると現れました。

うさぎのうーちゃんです。

うさぎはロイスリーネの胸に飛び込みます。

いらっしゃい、うーちゃん、待ってたのよ

うさぎはすりすりと顔をこすりつけます。

モフモフして気持ちいい触り心地です。

この時ばかりは、

ロイスリーネも顔が緩んでしまいます。

うーちゃんが愛くるしくてたまりません。

この可愛いお友達が共寝の相手のうーちゃんです。

毎晩寝る時間になるとやって来てくれるのでした。

うさぎはあの通路を使ってやって来ます。

最初は驚きましたが、

おかげで隠し通路を見つけることができました。

うさぎはロイスリーネの恩人ならぬ恩うさぎでした。

毛並みが良く、汚れていないので、

どこかで飼われてるうさぎかもしれません。

あの通路は王宮のあちこちに通じているので、

うーちゃんの飼い主にも繋がっているようです。

飼い主が分かったら譲ってもらいたいところですが、

秘密の通路の話をすることになると、

面倒なので無理そうです。

今は一緒に寝るだけで我慢です。

お飾り王妃として退屈な生活を強いられて、

最初はどうなるかと思ったけれど、

緑葉亭という私らしくいられる場所ができて、

うーちゃんという大切なお友達ができました。

だから大丈夫、これからもやっていける

とロイスリーネは思っていました。

夫なんて必要ないわね、

私にはうーちゃんがいる・・・

そう言って心地よい眠りにつくのでした。

『リーネ』

『ロイスリーネ・・・』

誰かに呼ばれたロイスリーネが目を開けると、

そこには陛下がいました。

そんなはずはないわ・・・

これは夢・・・

『すまない、ロイスリーネ』

だって私はお飾り王妃なんだから・・・

『お飾り王妃になったので、こっそり働きに出ることにしました ~うさぎがいるので独り寝も寂しくありません!~』1話 感想

ウサギのうーちゃんがとっても可愛いかったです。特に夜になってうーちゃんが登場

するシーンがペット好きにはたまらない可愛さがありました!

そして何より、いつも前向きなロイスリーネの性格が魅力的でした。

*まとめ*

『お飾り王妃になったので、こっそり働きに出ることにしました ~うさぎがいるので独り寝も寂しくありません!~』1話のネタバレを紹介しました!

夢なのか幻なのか、ジークハルト陛下が最後に現れました。

何かウサギと関係があるような気がしてならないのですが・・・楽しみです!

『お飾り王妃になったので、こっそり働きに出ることにしました』
今すぐ無料で試し読み!!
\画像クリックで無料試し読み/
\画像クリックで無料試し読み/