『うっかり陛下の子を妊娠してしまいました』
ベルタの輿入れから2年が経ち、城では南部視察の計画が進んでいました。
南部の人々は貴族との関係が悪く、ベルタも同行することになりますが、ベルタを良く思っていない従者も同行することになっており…
ベルタに反抗する双子の従者の不安を抱えた南部視察、道中平和に過ごせるのでしょうか。
『うっかり陛下の子を妊娠してしまいました』6話のネタバレを紹介します!
うっかり陛下の子を妊娠してしまいました【6話】ネタバレ!
南部視察への出発の日。
ベルタは2年も住んでいるというのに、王都の外に出るのは輿入れの時以来でした。
王都の外は、まだ見慣れない街です。
馬車の中で、陛下と2人で数日過ごしますが、陛下は無言が苦手なようです。
改めてじっくりと陛下の横顔を見ます。
あてにしないと心に決めた夫の顔などどうということもありませんが、それでも陛下はキレイな顔をしています。
ベルタは、大河を渡る前に陛下に一つお願いをします。
南部に滞在する間は、ベルタのことを名前で呼んで欲しいのです。
1人の妃として同伴しているので、一般的な夫婦に見えた方がよいという理由です。
陛下は了承し、ベルタ、と名を呼んでみるのでした。
いよいよ、大河を渡れば南部です。
土地や人など、いろいろな事が変わります。
この先到着する南部最初の街を治めるのは、昔から北方貴族とは折り合いが悪いトレント家の一族です。
何事もなければ良いのだけれど、とベルタは祈らながら、泣いているルイを宥めるのでした。
南部に入ると、トレント家当主シーロが、陛下を素通りしベルタに挨拶に来ようとします。
その気配を察したベルタは、陛下の横に並び、紹介をします。
ベルタは、これはこの先大変かもしれないとは危惧します。
夜の食事会では、南部の男たちの手洗いもてなしで、陛下に必要以上の料理を勧めてしまいました。
陛下も勧められるまま、その場を凌いでくれましたが…
国家の盟主としてもてなされるどころか、まるで婿として体よく付属物扱い。
むしろ、陛下が耐えられていることの方が意外です。
翌日、一行は山村の視察に出かけます。
久しぶりに馬に乗ったベルタは、山道で足場も悪いこともあって、なかなか乗馬の勘が取り戻せません。
そして、ついに身体がふらついてバランスを崩し、手綱を引かれたベルタの馬は勢いよく走り出してしまいます。
しかし、アンリはそれを無視してベルタを追い越します。
なんとか怪我もなく馬は止まりましたが、アンリは南部の男たちに取り押さえられてしまいます。
ベルタを助けなかったことが問題になったのです。
ベルタは、陛下に馬から降りてこないよう合図をし、アンリは耳が聞こえづらいのだと嘘をついてその場をおさめます。
ベルタの顔に免じて見逃してもらい、南部の人々には少し先に行ってもらうことにします。
まだ憎まれ口を叩くアンリに、ベルタはピシャリと黙りなさいと言います。
例の双子は、まだ物の判別もつかない子供で、周囲の大人がベルタを罵るのを真似して、自分にもそれが許されると思っているのです。
ここは王宮内ではありません。
陛下も、ペトラ人と事を構えないように努力しているのです。
「それも分からないようなら今からでも任を辞して去りなさい」
ベルタのその言葉の後、陛下はアンリの任を解き、視察から戻るまで謹慎処分とします。
陛下は、ベルタにアンリが無礼をすると知りながらなぜ何も言わないのかと問いかけます。
王宮内では、ベルタが何を言ったとしても、それは陛下の耳にまで届きません。
陛下は、王宮内でベルタを全く対等に扱えていないことに気付きます。
陛下は、せめてこの視察の間だけでも、陛下がベルタの言葉を聞き入れる事を信用してほしいと言います。
ベルタもそれを了承し、その後は順調に視察が進みます。
アンリが拘束されたり、視察が中止になるような最悪の事態は免れました。
ベルタにとっては、陛下から言質をとれたことも大きいのです。
これで、助言で側近連中と衝突する心配はなくなりました。
そうしているうちに、ベルタの故郷 メセタに近づいてくるのでした。
うっかり陛下の子を妊娠してしまいました【6話】感想
双子の従者のうちの一人、アンリが問題をおこしてしまいました。
ジョアンは今回は登場しませんでしたが、流石にもう問題を起こすことはないでしょうか。
南部の人々は、挨拶すらも陛下よりベルタ優先にしたり、陛下を婿扱いしたり…
本当に貴族との折り合いが悪いのですね。
ベルタを助けなかったことを除いても、南部の人々は目を光らせて貴族一行を見張っていたのではないかと思います。
陛下やベルタの努力もあり、今回の視察で南部との関係が少しでも良くなると良いですね。
陛下が、王宮内でベルタを平等に扱えていないと気づいたところが印象的でした。
最初は、ベルタに大した興味も抱かず、無関心だった陛下ですが、だんだんと態度が柔らかくなってきたように感じます。
ルイを正妃に渡すよう言っていた頃の陛下とは印象が違いますね。
ベルタにとっては、もうあてになどしていない夫のようですが、陛下自身も変わろうとしているような気がしました。
アンリの件でも、本当はベルタが発言する前に気付いてくれると良いのですが…。
しかし、正妃マルグリットが気になりますね。
今回は、視察の間だけでもベルタの言葉を聞き入れると信じて欲しいと発言した陛下でしたが、
王宮内でも陛下の態度に変化が見られたら、マルグリットは面白くないはずです。
ましてや、今回の視察の邪魔もしようとしていた上に、少し精神的に参っているようでしたので、今後何か起きないか心配です。
まとめ
『うっかり陛下の子を妊娠してしまいました』6話のネタバレを紹介しました!
いよいよベルタの故郷メセタに入れそうです。
メセタでは、父と顔を合わせることができるのでしょうか。
久々の故郷、平和に過ごせるといいですね。
