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わたしの幸せな結婚【ネタバレ1話】理不尽な嫁ぎ先

『わたしの幸せな結婚』

特殊な能力、異能を持つ家に生まれた美世は、母の死、父の再婚をきっかけに継母や妹に虐げられる毎日を送っています。

そんなある日、冷酷非道で有名な久堂家に嫁ぐこととなり…。

美世は嫁ぎ先で幸せになれるのでしょうか。

『わたしの幸せな結婚』1話のネタバレを紹介します!

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『わたしの幸せな結婚』1話 ネタバレ!

「お初にお目にかかります、斎森美世と申します」

美世が頭を下げているのを、この家の主は無視して背を向けたままです。

無視をされ、放置されるのは慣れています。

下手に動かない方がいいと思った美世は、ずっとその姿勢のままです。

すると、主がいつまでそうしているつもりだ、と声をかけてきます。

美世はすぐに申し訳ございませんと謝罪をしますが、顔を上げろと言われます。

その男性は、陶器のようにシミ一つない真っ白な肌、透けるような茶色の長い髪、青みがかった瞳…。

ほっそりとした容姿と相まって、男性とは思えない儚い美しさです。

けれど、人は見た目によりません。

今まで何人もの女性が三日ともたずに彼との結婚を諦め去っていったと噂されています。

しかし、美世にはもう後がありません。

帰る家もなく、頼れる場所もない、ここでやっていくしかないのです。

斎森家は、歴史ある名家で異能者の家系です。

美世は、そこの長女として生まれました。

父と母は政略結婚で、その特殊な血を少しでも濃く保つよう組まれた縁談でした。

家の決定に逆らえなかった父は、当時恋人がいましたが、別れて結婚を承諾したのです。

そんな愛のない夫婦の間に生まれたのが美世。

はじめはたしかに愛されていたらしいけれど、母が病でこの世を去り、父がかつての恋人と再婚したことで何もかもが変わりました。

継母は、恋人であった父との仲を引き裂いた女の娘である美世を恨みました。

父は政略結婚の負い目からか継母に甘く、異母妹が成長するにつれ、美世には見向きもしなくなります。

異母妹である香耶は、美世よりはるかに器量も容量もよく、さらに美世にはない異能まで持っています。

香耶が継母と共に美世を見下すまで時間はかかりませんでした。

美世がお茶を入れれば、渋いと文句を言われ、顔にお茶をかけられます。

継母と香耶は言いたい放題ですが、父は何も言いません。

もう何年もこの調子で、美世は今年19になりました。

仕様人以下の扱いを受けている美世に縁談はなく、賃金ももらえないので家を出ることもままなりません。

きっと、一生こうして大人しく下僕のように働くだけ…。

ある日、美世が屋敷の外の掃除をしていると、幼馴染が尋ねてきます。

彼の名は幸次といい、斎森家と同じく古くから異能を受け継ぐ辰石家の次男です。

美世が心を許してなんでもない会話ができるのは、幸次だけでした。

美世のことを気にして声をかけてくれる唯一の味方です。

幸次は美世に手土産を渡し、父に会うために屋敷に入って行きます。

美世は、幸次の様子を見て結婚の申し込みに来たのだと思います。

すると、すぐに美世も父のもとに呼ばれ、少し胸が高鳴ります。

話というのは他でもない、縁談とこの家の今後のことでした。

幸次には、斎森家に婿養子に入って継いでもらうこととなりました。

そして、妻としてこの家を支えるのは…

父が指名したのは、香耶でした。

美世は、もしかしたらと淡い期待を抱いてしまっていました。

なんて馬鹿なことを考えていたのだろうと思います。

美世は嫁ぐこととなり、嫁ぎ先は久堂家。

当主の久堂清霞のところです。

久堂家は名家ですが、当主は冷酷非道と有名な人物です。

女学校にさえ通っていない美世が久堂家の当主と上手く行くはずがありません。

断ることも許されず、荷物をまとめ次第すぐに出て行くことになります。

その後、美世は幸次に声をかけられ謝罪されます。

幸次を恨んではいません。

そんな気持ちはもう忘れました。

「僕は君を助けたかった

君と普通に笑い合いたかった」

幸次はそう言い、美世に触れようとします。

すると、そこに香耶が現れ、幸次は黙ってしまいます。

彼に欠点があるとすれば、優しすぎるが故に臆病なところです。

この場で彼が意見したなら、美世か香耶、どちらかが傷付きます。

今更、何を言おうとしたのか知りたいとも思いません。

根本的な解決に至らずとも、その優しさに何度も救われたのは確かです。

美世は、改めて幸次に礼を伝えるのでした。

美世の荷物は、仕様人の同僚から譲り受けたお下がりの普段着と日用品、

そして、斎森に行く時に粗末な格好では斎森家の評判に傷がつくと父から渡された上等な着物のみでした。

昔持っていた母の形見の着物も高価な小物も、全て義母と香耶に持っていかれるか捨てられてしまいました。

美世にはもうあとがありません。

帰る家もなく、頼れる場所も人もありません。

このあといくら辛い目に合わされようと、ここでやっていくしかないのです。

そうして、美世は久堂清霞に頭を下げるのでした。

『わたしの幸せな結婚』1話 感想

美世が久堂家に嫁ぐまでのエピソードが語られた第一話でした。

それにしても酷い扱いです。

継母や香耶はもちろんですが、見て見ぬ振りをする父親が一番残酷だと思いました。

政略結婚だとは言っても、自分の娘に少しの愛情もないのでしょうか…。

母の形見まで取り上げられてしまうとは、美世の怒りも悲しみも深いでしょう。

久堂家では、どのような日々になるのでしょうか…。

これ以上美世の心に傷が付かないで欲しいです。

幸次が美世になにかを言いかけたシーンが印象的でした。

香耶に邪魔をされてしまいましたが、幸次は美世のことが好きだったのだなと感じます。

家同士のこともあり、なかなか救いにはなれなかったようですが…

それでも美世にとっては、数少ない味方でいてくれたことは嬉しかったのではないでしょうか。

優しさと臆病は紙一重ですね。

幸次が間違っているとは思いませんが、もどかしい気持ちになりました。

*まとめ*

『わたしの幸せな結婚』1話のネタバレを紹介しました!

冷酷非道で有名な久堂家に嫁いだ美世。

久堂家での暮らしは、どんな毎日になるのでしょうか。

わたしの幸せな結婚アイキャッチ画像
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