『わたしの幸せな結婚』
清霞は、美世を街へと誘います。
美世はゆり江に手伝ってもらい、化粧をして髪を整え、二人は出かけてゆくのでした。
はじめての2人でのお出かけです。
どんな1日になるのでしょう!
『わたしの幸せな結婚』6話のネタバレを紹介します!
『わたしの幸せな結婚』6話 ネタバレ!
清霞の運転する車の助手席で、美世はどこに行くのかと尋ねます。
まずは職場に行くと聞いた美世は驚きます。
清霞の職場といえば帝国陸軍本部…
職場には車を置きにいくだけのようです。
普及したばかりの自動車を置ける場所は限られているのです。
帝国陸軍本部に着き、車を停めると、清霞の側近の後道が声をかけてきます。
美世のことをちらりと見て興味を示しますが、清霞にあしらわれ去っていきます。
後道は、異能者として優秀なようでした。
街に繰り出した2人。
清霞は美世に行きたい場所を尋ねますが、美世は考えてもいなかったため、清霞の買い物に付き合うことになります。
街の様子や景色に見惚れていると、清霞が楽しいかと声をかけてきます。
美世は顔を赤らめ謝りますが、清霞は美世の頭を撫で、好きなだけ楽しむよう言います。
「大丈夫、私への迷惑は考える必要はない
お前を誘ったのは他でもない私だ」
その言葉や、歩調を合わせてくれている清霞の、どこが冷酷無慈悲なのでしょう。
美世は、自分がこの人と釣り合うだけのものがあったら、きっとずっと着いていくのにと思います。
清霞の目的地は、久堂家が昔から贔屓にしている着物屋でした。
清霞の用が済むまで、美世は店内を見て回ることにします。
清霞は気に入ったものが有れば帰るときに買おうと言ってくれますが、美世はいずれ出て行く身なのに買ってもらうのは心苦しいとため息をつきます。
その店には、清霞が女性を連れてくるのは初めてなようでした。
清霞は、ゆり江から美世が古着を自分で縫っていたと聞いていたのです。
今までの結婚相手には何かを買い与える気にはなりませんでしたが、今日は美世に似合う着物を見にきたのです。
清霞は、美しい桜色の生地に目をやります。
今から仕立てると、季節柄合わなくなりますが、美世に似合いそうです。
清霞は、来年また着られるとその生地で一枚仕立てることにします。
他にも数点記事を選び、持ち帰りで箱を受け取ります。
店の女将は、清霞に美世を絶対に手放してはならないと強く言います。
美世はいわば原石。
髪も肌も顔も計り知れないほど伸び代があり、磨けば清霞と並んでも遜色ないほど美女になります。
そうすれば、美しい女性を着飾る楽しみが増え…
また当店で買い物を、と笑う女将に、清霞はそれが本音かと思います。
しかし、それも悪くありません。
清霞が店内に戻ると、美世は先程の桜色の反物に見惚れていました。
母の形見に、似た色の着物があったのです。
美世は、自分から欲しがりません。
だから、清霞も今日ここにきた目的を美世に話さなかったのです。
話せば、申し訳なさでいっぱいになり、死にそうな顔になる美世が思い浮かびます。
その判断は間違っていなかった、と清霞は小さく笑います。
そんな清霞と何も知らない美世は、店を後にするのでした。
『わたしの幸せな結婚』6話 感想
二人で街に出かけ、楽しい1日だったようです。
外出の目的を知ったら、美世が遠慮すると思った清霞は、着物を見に行くことは隠して一緒に外出したのですね。
冷酷無慈悲などではなく、むしろ優しいです。
母の形見に似た桜色の反物、偶然にも清霞も同じものを選んでいました。
そして、清霞がその桜色の生地で、来年また着られると着物を仕立ててもらったのが印象的でした。
無意識なのかどうかは分かりませんが、美世と来年も一緒にいるつもりなのですね。
店の女将も、それを察して驚いた表情をしていました。
女将が美世を手放さないようにと言ったのも、営業以外で、清霞の美世に対する態度に何かを感じたからな気がします。
美世は追い出されると思っているようですが、清霞は少しもそんな素振りを見せません。
美世ももう少し清霞に心を開いてくれるといいなと思いました。
*まとめ*
『わたしの幸せな結婚』6話のネタバレを紹介しました!
美世のために着物やプレゼントを用意した清霞。
美世はそんなことはまだ知りません。
どんな反応をするかドキドキしますね。
